>やさしく撫でてあげる(D-1-1)
俺は、ネコミミが生えたモモの頭を、やさしく撫でてあげた。
なでなで。
モモ「ふぁっ…?」
キイチ「…悪かったよ」
キイチ「…気分、悪いのか?」
モモ「うん…」
キイチ「今どんな感じだ?」
モモ「胸のあたりが、すっごくドクドクいってて…」
モモ「それにあわせて全身が、おかしくなっちゃってる…」
キイチ「…そっか」
なでなで。
モモ「ふぁ…」
…お?
心なしか、耳がしぼんできたような
キイチ「どうだ?」
モモ「…なんか」
モモ「ちょっと、楽になってきたかも」
キイチ「そっか」
なでなで。
モモ「…んーっ」
モモ「なんか、これ…気持ちいいかも」
キイチ「頭撫でられるのが?」
モモ「うん…」
なるほど。
どうやら、頭を撫でるとリラックスできるらしい。
モモ「はぅ…」
キイチ「どうした?」
モモ「なんだか…眠くなってくる」
体が硬くなっていたさっきと打って変わって、今度はリラックスしすぎたのか。
もう顔がすっかりゆるんで、目元がとろんとしてきてる。
モモ「はふぅ…」
フーーーーーーーッ
モモ「にゃうっっ!!」
ビクンッ
キイチ「はははっ」
モモ「うう…」
モモ「ばかぁ…」
モモ「…ぐすん」
ネコミミ弄るの結構楽しいな…これは…癖になるかもしれないぜ。
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